もう10年ですか…

いつ収束してくれるのか、まったく先が見えない新型コロナ禍ですが、そんな中で明日は3月11日。あの震災からもう10年だそうです。
あの日の地震では、当社のある埼玉県秩父市でもかなり揺れました。が、それでも何か直接的な被害があったというわけでもなく、当初はただ「いやあ大きな地震だったねぇ」と同僚同士で話し合う程度の感覚でした。それが…
地震直後に止まった電気がいつまで経っても復旧せず、情報収集のために聴いていたラジオから「10mを超える津波…」「〇〇市は壊滅状態」等の俄には信じがたいような言葉が流れてくるにつれ、起きている事態の重大さに気づかされて暗澹たる気持ちになっていきました。
停電は翌未明まで復旧せず、ずいぶんとやきもきしましたが、後になって津波の映像を見るにつけ「停電のおかげであれを生中継として見ずに済んだ」と思ったことを覚えています。

大災害はいつ襲ってくるかわかりません。被災された皆様にとっては「節目」などというものは存在しないと思いますが、それでも10年目の明日を一つの機会と捉えて、時間と共に薄れつつある防災への意識をもう一度引き締めたいと思います。

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